L.v.ベートーヴェン
交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱」
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
バイロイト祝祭管弦楽団及び合唱団
E.シュワルツコップ(ソプラノ)その他
わが国では毎年年末に演奏されるので有名な「合唱付き」の交響曲です。それだけに数多くのCDがあり、名演奏も多いのですが、特にこのCDは「20世紀の宝」と言われるほどの奇跡の名演奏で、クラシックファンなら誰もが知るところの演奏なのです。録音が古く(1951)、不鮮明なところも多いのですが、フルトヴェングラーという「カリスマ」が、演奏者全員と観客、CDを聴いている自分を、最終楽章までグイグイ引っ張って行ってくれます。そして、フィナーレの緊張感と爆発的な感動は「宝」と言わしめた由縁です。